オールオン4
従来の治療方法では全ての歯をインプラントにすると、最低10本以上埋入が必要でした。しかも、3〜6ヶ月は入れ歯で過ごさなければいけませんでした。治療費も上あごだけ、下あごだけで、300万円、上と下を治すと600万円以上かかることもあたりまえでした。
しかし、近年ではノーベルバイオケア社による即時負荷インプラントを利用することで、画期的な治療を行えるようになってきました。しかもインプラントを入れたその日に仮の歯形が入るので、歯がないという期間が存在しません。
このページのレントゲンを見ていただくとオールオン4のレントゲンが独特の雰囲気をしていることがわかると思います。4本のインプラントが並んでいるのですが、左右2本が傾斜しています。これがオールオン4の特徴です。4本が一体となって、骨をぐっとつかむ形態になっております。そのため、すぐ仮歯をいれることができます。さらに同じ理由で、本数を少なくしても今まで比べても問題ないくらい安定感が得られます。
オールオン4の流れ
レントゲンおよびCTで診査をおこないます。
レントゲンやCTで骨の状態を確認します。また、インプラント埋入方向や本数など、計画をたてます。
術日に入る仮歯を作るための準備をします。
基本的には入れ歯の作り方に準じます。そのため、すでに入れ歯をお持ちの方はそちらを利用することもできます。3〜4回かかることがあります。
インプラント埋め込み
当院自慢のオペ室で3i即時 インプラントを埋入していきます。片顎で4〜6本埋入するため、片顎で60分、両顎で120分程度かかります。
休憩
止血待ちをするとともに、しばらく休憩します。当院のオペ室は個室になっており、地デジおよびブルーレイの映像を楽しむことができます。
仮歯装着
仮の歯を装着していきます。細かい調整が必要になりますが、これで手術日帰宅するころにはしっかりした仮の歯を楽しめます。
術後にもしっかりケア
インプラントは手術後3〜6週間あたりがもっとも不安定な時期になりますので、できるだけ患者様にお願いして、当院での消毒をさせていただいております。
より良いインプラント治療のために是非ご協力下さい。
最終ブリッジが入ります
3〜6ヶ月仮歯で過ごしていただきます。インプラントが骨と結合すること、インプラントを測定し、問題なければ、最終ブリッジ製作に移ります。最終ブリッジ製作には4〜5回かかることがあります。
インプラントはケアが大事
オールオン4は本数が少ない分、磨きづらいところが多いのが欠点です。そのためメインテナンスに通っていただくことがとても重要です。メインテナンス費用は3ヶ月〜6ヶ月に1度で3,000円〜5,000円程度です。
オールオン4ベーシック
歯科用プラスチックで仕上げるコース
画像のようなプラスチック(入れ歯の素材をご想像ください。)製です。
すべて込みで、
オールオン4プレミアム
チタンで大部分が構成され、歯肉ハイブリッドセラミックと歯にもハイブリッドセラミックを使った上部構造を使ったコースです。強度が高く、薄く作れるため清掃性にも長けています。すべて込みで、
オールオン4の欠点
性質上、壊れることがほかのインプラント治療よりも多い
プラスチック素材を用いるため、歯が欠けることが時々あります。ですがその程度でしたら修復は入れ歯の素材を併用することで解決することがほとんどですが、大きく欠損した場合は再制作が必要となるため、保証期間を過ぎますと、最大で50万円(税抜)必要となることもございます。
残された既存骨のみを用いる治療のためのリスク
万が一、インプラント本体にダメージが及んだ場合、骨も大幅になくなってしまうケースもあり、その場合は二度とインプラント治療ができなくなる可能性もあります。そのため比較的お若い方への治療はなるべく控えさせていただいております。
当院では世界で名高いインプラントメーカーであるノーベルバイオケア社のインプラントを提供しており、即時負荷インプラントでその性能を活かしております。日本で有名なスタディグループからも採用されるインプラントメーカーから提供されるインプラントをぜひ。