アバットメントは骨と口腔内をつなぎ感染を防ぐインプラント補綴の大黒柱
① アバットメントと補綴物(かぶせ)の界面が歯肉深部になる
インプラントの感染経路はほとんどが補綴物(かぶせ)との境目、通常はセメントが埋まっている部分です。その部分のセメントの取り残しや段差などが原因で歯石がつくことで細菌の繁殖の場を与えてしまいます。
② 既製アバットメント特有の問題①
既製アバットメントの断面は円形であり、実際の歯肉の形状と差ができることが多く、隣在歯に対し、適切な空隙を確保することが困難であり、ほとんどの場合が大きな空隙を作ってしまい、清掃面で苦労させられます。
③ 既製アバットメント特有の問題②
アバットメントを歯肉の高さに合わせても、前述の通り既製アバットメントは円形のため隣在歯との清掃性が難しくなることが多い。
④ 歯肉と高さの異なるアバットメントの使用
歯肉は必ず水平とは限らず、片側にあわせるともう片側に大きく段差ができることがあります。そのため大きく空隙を生じる結果につながります。
ジルコニアカスタムアバットメントの利点
当院ではほとんどのインプラントにジルコニアカスタムアバットメントを標準装備させていただいております。そのためあらゆる形状で存在する患者様の歯肉形態へ限りなく近づけることができます。既製アバットメントで存在した空隙の問題や、セメントによる感染の問題のリスクはかなり減少するとお考えください。また、セラミックを採用したことで細菌感染が少なくなることは学会の発表でも証明されており、より一層インプラントの健康状態を維持することへの手助けとなります。さらにインプラント周りの歯肉は必ず経年的に退縮してきますので、金属製アバトメントを利用していると必ず金属色が露出してきますがジルコニアは歯の色に近いので金属ほど目立ちません。 また、当院のジルコニアアバットメントは現在世界的に主流になっているチタンベース法を採用していますので、強度も問題ありません。
※ただし、患者様の骨の状況および歯肉の形状によっては再現が難しいこともあります。
※保証プログラムは約半年ごとに検診に来られる方のみ対象とさせて頂きます。詳しくは無料相談でお聞きください。
2018年9月から新価格および新保証制度に改定します。現在までに治療が完了しているところに関しては旧制度を継続します。ご不明な点は来院時にお尋ねください。