「滅菌システムなどのご紹介」
カートリッジシステム採用
院内感染などニュースをよく聞く世の中です。当院では滅菌のシステム化を行い、徹底的に管理しています。昔の病院では「消毒室で、薬液につけておいて、足らなくなったらとりに行く」といった、あいまいな管理がされていました。患者様毎に毎回違うカートリッジを使い、そのまま滅菌システムへ流すことで、毎回確実にクリーンな治療をすることができます。
オートクレーブClassB
ヨーロッパで最も厳しい規格クラスBに対応したオートクレーブである「LISA」を導入しております。歯科では中空器具(エアタービン、ハンドピース、コントラアングルなど)が多く、近年ヨーロッパで世界基準とすべく導入が進んでおります。もちろん従来のオートクレーブが滅菌できないというわけではありませんが、厳しい規格の導入は医療機関としては必要と考えております。当院では簡単な形状の器具を従来のオートクレーブ、複雑なものをクラスBオートクレーブと2台のオートクレーブを使い分けることで安全かつ円滑な診療を心がけています。(プチオートも加えると3台体制です。滅菌は大事ですからね。)
ガス滅菌とプチオート
オートクレーブが使えないもの、もしくは刃物(とくに根管治療用の細いファイルは、劣化によって治療時に事故を起こしやすい)は、ガス滅菌で金属を劣化させずに菌を殺すことが可能です。お隣、ちっちゃなオートクレーブも左の大きいのに負けないパワーを発揮しています。
口腔外バキューム
詰め物や入れ歯を削っている時って、結構まわりにまき散らしているんです。そういったものをなるべく少なくするため、ボックスの中で切削を行っています。治療後の床のお掃除も楽になるし、一石二鳥です。
「CT設備」「マイクロスコープ」「セレック」
デジタルX線システム
歯科診療は何回もレントゲンを撮ることもあります。体に影響がないのか心配ですよね。当院では全てのレントゲンシステムはデジタル処理をしておりますので、従来の1/3〜1/4の被曝で済むので体にもやさしいシステムです。パノラマX線撮影で10マイクロシーベルトでデンタルX線撮影で8〜10マイクロシーベルトです。どちらも体に非常に優しい数値です。
マイクロスコープ搭載
歯科治療の進化は、留まることを知りません。より細かく治療できるよう、顕微鏡を使った治療も当院では行っております。最大で20倍で見ることができます。私が治療中に抱いてるイメージですが、まるで「自分が小さくなって、細かいとこまで手が届いている」ような感覚で、確実な治療が行えます。
異なる2台のCT設置
最先端の歯科治療ではCTは欠かせない存在になっております。歯周病による骨のダメージを3次元的に診断できたり、治りにくい根っこ治療の状態を把握したり、またインプラント埋入のための骨の量を診断したり、ほとんど全ての治療に活かせる診断装置はやはりCTならではです。当院のトロフィーパンCT装置は被曝線量も微量ですので、従来型の歯科レントゲンの数分の一程度なので、体への負担も心配いりません。一回撮影で、5〜14マイクロシーベルトです。年間に私たちが自然から浴びる放射線が1000マイクロシーベルト以上と言われていますので、トロフィーパンCT装置の放射線量がきわめて微量で安全であるかがわかります。さらにSirona社製ガリレオスも導入し、お口全体のCT像の診断もできるようになりました。こちらも低被曝歯科用コーンビームCTです。
セレックオムニカム搭載
最近の歯科の話題といえば、セレックですね。病院内でその日のうちの白い歯が入るという歯科の新技術です。新と言っても、これ自体は昔からあったのですが、近年その新型が登場してさらに効率がよくなったということで、今話題になってます。最先端にこだわる当院としては当然導入してます(^-^)写真はACのものです。
「できる限り、わかりやすい料金で」
患者様目線で考えた設定金額
自由診療の金額設定は保険治療と違い病院ごとに自由に決めることが出来ます。当院では
「患者様が治療をしたいと思って頂ける金額で」
という信念で日々の診療に挑んでいます。どうやったら実現できるのか、そんなことを言って安い材料を使っているんではないのかと気になる方も多いと思いますので、そのことについてお答えします。当院では以下の4つのポイントを中心に考えています。
①小規模病院ということをむしろ活かし、少数精鋭で行うということ
②月間インプラント本数やセラミック補綴本数も多いため、材料の大量受注によるコストダウンを行うこと
③病院内でできることは病院内で行う(セレックの導入やCTの導入など)ということ
④インプラントの種類やメーカー、かぶせものの材質など明確に説明すること
その他にも細かい工夫はいろいろありますが、大事なのはそういった改善を経営者の利益とすることではなく、患者様に治療費として還元すること、またより新しい医療を導入するための投資とすることだと思います。